UE4初心者が頑張ってるブログ

Unreal Engine4を使用した開発メモ、及びそれに関連することについて不定期に書いています。

UE4 ブループリントでの音の鳴らし方について

UE4では様々な音の鳴らし方があります。

・レベル上に直接配置する(Ambient Sound Actorの使用など)

・ブループリントによる再生ノードの使用

・Audio Componentからの再生

C++による再生関数の使用

など比較的多くの再生手段が用意されています。

 

その中でもUE4を触り始めたばかりの方を対象に、

使用がそこまで難しくないブループリントノードを使用して

音を再生する方法をいくつか紹介します。

 

準備

今回の検証にはUE4 4.18.3を使用しています。

f:id:MozPaca:20180225073924j:plain

 

Third Paron Templateからプロジェクトを作成します。

f:id:MozPaca:20180313183856p:plain

 

--追記

 Starter Contentsを導入しているので、プロジェクト作成時に入れておく。

 もしくは「機能またはコンテンツパックを追加」から

 Starter Contentsを入れてください。

 

レベルブループリントを開きます。

f:id:MozPaca:20180313184832p:plain

 

右クリックから「Event BeginPlay」ノードを出します。

f:id:MozPaca:20180313185154p:plain

ゲーム開始時に走るイベントになります。

 

音を鳴らす

ここからが今回の本題になります。

単純に音を鳴らすためのノードは4つ用意されています。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

Play Sound 2D

まずは「Play Sound 2D」です。

もっともシンプルで扱いやすいノードです。

何を再生するのかを指定するだけで音を鳴らすことができます。

f:id:MozPaca:20180313185447p:plain

 

ノードを展開するとこんな感じになります。

・Volume MultiPlier(音の大きさ)

・Pitch MultiPlier(ピッチの上下)

・Start Time(音をどこから再生するか(秒単位))

・使用するConcurrencyアセット

・所有するActor

f:id:MozPaca:20180313185733p:plain

問題がなければデフォルトのままでもいいと思います。

 

実際に鳴らしてみましょう。

Starter Contentsの「Fire01_Cue」を再生します。

f:id:MozPaca:20180313190202p:plain

 

www.youtube.com

 

初めの頃はこのノードを使うのをおすすめします。

 

Play Sound at Location

次は「Play Sound at Location」です。

3Dゲームや立体的な再生を行う際によく使用します。

Play Sound 2Dと同じく再生するものの指定を行う必要があります。

Locationは再生する座標を指定するものです。

f:id:MozPaca:20180313185455p:plain

 

ノードを展開するとこんな感じになります。

Rotation(音の向き)

Attenuation Setting(使用するAttnuationアセットの指定)

f:id:MozPaca:20180313192505p:plain

 

今回はAttenuationの設定を行っていないので

減衰などは起きません。

このままだとPlay Sound 2Dと同じになります。

Spawn Sound 2D

Play Soundノードより少し特殊ですが、

「Spawn Sound 2D」というノードがあります。

これはPlay Sound 2Dノードとほぼ同じ機能です。

唯一の違いはReturn Valueがある点です。

Return Valueからは再生したサウンドを含んだ、

Audio Componentが出力されています。

f:id:MozPaca:20180313185503p:plain

 

展開するとこんな感じ。

f:id:MozPaca:20180313192522p:plain

 

Spawn Sound at Location

Spawn Sound at Locationと同じ結果を出力し、

Spawn Sound 2Dと同じようにReturn Valueがあります。

f:id:MozPaca:20180313185511p:plain

 

展開するとこんな感じ。

大体Play Sound at Locationと同じような感覚で扱えると思います。

f:id:MozPaca:20180313192626p:plain