UE4 Sound Classを使ってみよう2
前回に引き続き、Sound Classについて書いていきます。
今回はSound Classを使用して、
Volumeの管理をやっていきたいと思います。
準備
今回もUE4 4.18.2を使用します。
プロジェクトを作成します。
デフォルトで音が入っているFirst Person Templateを選択し、
Starter Contentsを有りにしておきます。
作成しました。
Sound Classを作成する
コンテンツブラウザを右クリックから
Sounds→Sound Classを選択します。
効果音全体を管理するSound Classを作成します。
Sound Classの親子付けを行う
作成したSound Classを開き、子Sound Classを作成します。
銃弾の音を管理するSound Classを作成します。
このようになったと思います。
同じ要領で爆発音を管理するSound Classを作成します。
※自分なりの命名規則を無視してますが、気にしないでください。
Sound CueにSound Classを適応する
First Person→Audioフォルダにある
FirstPersonWeaponTemplateWeapnFire02から
Sound Cueを作成します。
こんな感じですね。
作成したSound Cueを開き、Sound Classの
SC_Bulletを設定します。
次にStarter ContentsのAudioフォルダにあるExplosion_Cueを開きます。
こちらにはSound ClassのExplosionを設定します。
パラメータを変更する
それではSound Classのパラメータを変更して、
音がどのように変化するのかを見ていきましょう。
※今回はVolumeのみ変更します。
Sound Mixで使用するパラメータもあるので機会があれば...
仮に親のVolumeパラメータを100にしたとしましょう。
こうすると、子Sound ClassのSC_BulletとExplosionを設定している
Sound CueのVolumeも100になります。
今度はSC_BulletのVolumeを0.5にしましょう。
子のパラメータを変更したので、SC_Bulletより上のパラメータには
変化がありません。Explosionの方は親のVolume100がまだ入っています。
子から更に子をつけることもできるので、上手く使ってください。
確認してみる
親のパラメータを変更すると、
子を設定しているSound Cueに全てパラメータが渡されているのが
分かると思います。
子のパラメータを変更しても他の子には影響はありません。
例えば、「SEのなっている間はBGMの音量を下げる」や、
「全てのSEの音量を上げたい」といった際に親のClassの
パラメータを変更するだけで処理を完了することが出来ます。